<今日の表紙>最近本屋さんに行ったときに見た「コロナウィルス関連本コーナー」
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本屋さんは、今時を敏感に感じています。

僕は、このコーナーの下の段に展示していた「銃・病原菌・鉄 上・下」ジャレッド・ダイヤモンド著を最近読み終えました。DSC08534

この本によると、ヨーロッパからの天然痘によって16世紀に南北アメリカ大陸の先住民が壊滅的打撃を受けたとあります。コロンブスの新大陸発見後のアステカやインカそして、アメリカインディアンなどの先住民たちは武力も圧倒的に不利でしたが、天然痘の免疫がなかったので戦わずして命を落としていったとあります。

さて、5月9日にFBとバドミントンの友人山本邦子さんから「7日間ブックカバーチャレンジ」のバトンが回ってきました。
「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」
ルールは以下の通りだそうです。
①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。
もちろん参加しなくてもいいし、7冊でなくても、自由だそうです^_^

僕は、①の説明を簡単にしました。これがないと興味も湧きません。

そして、紹介した本を全部ではありませんが読みなおそうと思います。ということは、この企画は自分自身にとって良かったなと感じています。

1冊目から7冊目までを振り返ります。

1日目は、僕が昨年読んだ本の中で一番印象に残った本を紹介します。アレン・エスケンス著「償いの雪が降る」です。僕に老後の生き方「老後天国化大作戦」を教えてくれている部分が印象的です。
「だが、来世がないということは、この世こそがわれわれの天国だということにもなるんだ。われわれは日々、人生の驚異に囲まれているわけだよ。理解を越える驚異なのに、われわれはそれを当たり前だと思っているんだ。その日、わたしはこの人生を生きることに決めた。ただ存在するだけじゃなく、生きることに。もし死んで向こう側に天国があったなら、それはそれで結構なことじゃないか。だがもし、天国にいるつもりでこの人生を生きず、死後に何もなかったら・・・・・わたしは人生を無駄にしたことになる。全歴史における自分が生きる唯一のチャンスを無駄にしたことになるわけだよ」DSC08448


「7日間ブックカバーチャレンジ」2日目です。今日は高野和明著「ジェノサイド」を紹介します。
人類が滅びる原因を予想した1975年のハイズマン・レポート(架空)。宇宙規模の災害、地球規模の環境変動、疫病(ウィルスの脅威及び生物兵器)、そして、最後に人類の進化 とあります。
「未来のヒトは間もなく不意に来る」・・・実際のところ、約600万年前にチンパンジーとの共通祖先から枝分かれした生物は、猿人、原人、旧人、新人と姿を変える過程で、進化の速度を明らかに加速させている。人類の進化は。明日にでも起こり得るのである。・・・・・
面白いですよ!DSC08527


「7日間ブックカバーチャレンジ」3日目です。今日は、デイヴィッド・ウォルトン著「天才感染症」を紹介します。アマゾン産の新種の生命体が人間に感染すると人間の知能が飛躍的に向上する。しかし、そこには恐ろしい未来が待ってるという設定の元に主人公ニールが大活躍する手に汗握るSF小説です。読みだしたら止まりませんでした。僕がこの本に感染しました。(笑)DSC08525


「7日間ブックカバーチャレンジ」4日目は、ハンス・ロスリング著「FACT FULNESS(ファクト・フルネス)」をご紹介します。事実に基づく世界の見方という意味です。ほとんどの人が、今の世界の事実を知らないことが分かりました。事実を間違いやすい10の本能について書いています。
分断本能ー世界は分断されているという思い込み
ネガティブ本能ー世界はどんどん悪くなっているという思い込み
直線本能ー世界の人口はひたすら増え続けるという思い込み
恐怖本能ー危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
過大視本能ー目の前の数字がいちばん重要だという思い込み
パターン化本能ー一つの例がすべてに当てはまるという思い込み
宿命本能ーすべてあらかじめ決まっているという思い込み
単純化本能ー世界は一つの切り口で理解できるという思い込み
犯人捜し本能ー誰かを責めれば物事は解決するという思い込み
焦り本能ー今すぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み
一見すると世の中を見るのに役立つ本能は今の世界では勘違いをする危険があるということをわかりやすく書いています。DSC08546 (1)


「7日間ブックカバーチャレンジ」5日目です。今日紹介する本は、ゴルフ好きの人にはぜひ読むことをお勧めします。夏坂健著「地球ゴルフ倶楽部」です。
ゴルフができる喜びを改めて感じることができる本です。特にマスターズの創始者球聖「ボビー・ジョーンズ」のことでは読んでいる最中に泣けてきます。
一芸に秀でる者、万事に卓越した才を見せるが、ボビー・ジョーンズもまた常人の範疇を超える能力の持ち主だった。
わずか数か月のうちに全英、全米の両オープンに優勝、同じく両国のアマ選手権を制してグランドスラムを達成すると、高みを極めたこの偉大なるアマチュアは28歳にして引退を決意する。身心ともに疲弊して6キロもやせ細り、その上、目的のすべてを手に入れた虚脱も引退の理由だった。煌めきの1930年は、彼が消えて不意に寂しい年に変わった。「ニューヨーク・タイムス」は社説にこう書いた。
「ボブのいないゴルフ界は、パリなきフランスと同じである」
一人の人間に贈られた賛辞と惜別に、これ以上の言葉を私は知らない。・・・・・・
ようやく「マスターズ」が軌道に乗ったころは肩の骨髄液膿炎が悪化、脊髄空洞症という奇病に見舞われて、亡くなる1971年まで車椅子の生活を余儀なくされた。・・・・・・・・DSC08544 (1)


「7日間ブックカバーチャレンジ」6日目です。今日は、「マルサの女」の脚本・監督で有名な伊丹十三が1970年代に書いたエッセー「再び女たちよ!」を紹介します。
軽妙なタッチで人間の生活感を表現していて思わず微笑みます。特別に猫好きな人にはいいね!が確実にもらえる部分をしたためます。
<わが思い出の猫猫>
「だから犬はいやなんだよ。おれはそんな工合にべたべたと感傷的なつきあいしたくないんだよ」
「あなたは冷たいのよ」
「冷たくてもなんでもいいけど、ともかく犬はいやだ。夏の盛りに人前で交尾したり、横目で人の顔色みたり、あ、それからあれもいやだなあ。犬ってのはさ、爪が引っ込まないじゃないの。だから夜、アスファルトの道なんかでさ、犬は爪の音立てて走ってもんね。どうも犬ってのは下等だね。浅ましい感じだね」
「なにいってんのよ。そんなら猫はどうなのよ。猫なんて人を利用して生きている我利我利のエゴイストじゃないの。自分さえよけりゃ人はどうでもいいのよ。冷たくて陰険で、あなたと同じよ。犬の方がよっぽど高級よ」
「犬なんてのはさ、一番偉くなってせいぜい狼だろ。猫の偉いのは豹、虎、ライオンだからねえ、まるで格が違う」
「そんなことなんの関係があるの。猫はライオンじゃないじゃないの」
「そう。猫はライオンじゃないかも知れん。でもね、動物園に行って見てごらん。ライオンは確実に猫だよ」DSC08545 (1)


「7日間ブックカバーチャレンジ」7日目、つまり最終日なのでどの本にしようかなと少し迷いました。1日目が「償いの雪が降る」アレン・エスケンス著でしたので、最終日は「雪が降る」藤原伊織著にしました。(笑)伊集院静の友人で59歳で亡くなっていますが、直木賞作家でもあります。この本は、6話の短編小説集ですが、どの内容も心に沁みます。メインタイトルにもなった「雪が降る」の中から少しだけ抜粋します。
「人はすこしづつおとなになるなるんじゃない。いっぺんにおとなになることもあるのよって。母が亡くなる直前でした。僕は十三歳だったけれど、よくおぼえています。その意味が、このメールと志村さんの話を聞いてようやくわかった」DSC08656


いろいろなジャンルの7冊ですが、どの本も面白く読めると思います。

先日愛知県の緊急事態宣言は解除されましたが、この間4冊の本を読みました。これからは、読書は安全な趣味として定着すると思います。

  コロナ以後安全な趣味本を読むこと増えればとチャレンジ終わる

「7日間ブックカバーチャレンジ」中に見た黄砂で黄色に染まって昇ってきた13日の太陽でお別れします。DSC08618


今日の曲は、松田聖子 街角のカフェテラス