<今日の表紙>昨朝のダイナミックなパノラマ
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秋の空の雰囲気が漂っていました。DSC05748
太陽も芸術的な様子で出現してきました。DSC05757


読書の秋の幕開けですが、そのトップとして、安楽死法をテーマの小説「神の手上・下」久坂部羊著を読みました。DSC05765
著者の久坂部羊は医師でもありますので、安楽死についての見識の深さには恐れ入りました。DSC05768


ストーリーは、21歳の若者の末期がんからの苦痛を取り除くために安楽死をさせた医師のその後や、DSC05766
安楽死法を制定させようとする勢力と阻止しようとする勢力のせめぎ合いの果てに至る結果を安楽死にまつわるいろんな問題を掘り下げたわかりやすい小説です。DSC05767


安楽死先進国オランダの現状も分かりやすく書いています。

そして、著者独自の安楽死理論がのぞきます。それは、安楽死専用薬「ケルビム」を登場させます。

ただ死亡させるだけでなく、亡くなる前に幸せ感をかもちだす薬「ケルビム」によって、飲んだ人が幸せそうな死に顔になり、遺族も安楽死を選択してよかったと思います。

安楽死のいろんな問題を挙げながら、安楽死が合法の社会になった時にこういう薬が出来ればいいという考えは納得です。

安楽死を認めると、患者の肉体的、精神的苦痛からの解放や医療費削減の成果が期待される。社会全体が死が避けられない患者は安楽死を選択するべきだという暗黙のプレッシャーを当事者に与えることにもなりかねないということも反対意見で書いています。

タイトルの「神の手」とは、安楽死を行う医師のことと、もう一つです。

テーマが安楽死という大きな話題ですので、ストーリーがちょっと薄いですが、「安楽死」を考えるには十分でした。

もし、僕が1週間以内に死が避けられない状態で精神状態が正常で肉体的な苦痛が耐えきれないならケルビムで安楽死したいなと思う気がします。精神状態が正常とはどういう状態なのかわかりませんが。

安楽死を考えると、僕が思うことだけでもかなり難しいテーマだなと思いました。特に精神的な苦痛を考えるのは難しいですね。

  安楽死名前を聞けば楽しそうでも実際は難死い

オランダは、安楽死法が2001年に制定されて、16年には死亡者全体の約4%の6091人が安楽死をしました。

9月2日に82歳で亡くなった作家の安部譲二さんでお別れします。DSC05728
安部譲二さんは、僕の目標である30000日を58日超えてこの世とお別れしました。合掌

今日の曲は、加山雄三 チャコの海岸物語