<今日の表紙>僕のゴルフのバイブル「地球ゴルフ倶楽部」夏坂健著
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今年は、8月9日までに8回ゴルフをしましたが、109、100、82、100、95、100、108、103という結果でした。合計797。82はパー68のコースでしたので+4で801。平均ストロークは100です。

これまでの数十年、僕のゴルフのストローク平均は90台で推移していましたが、最近は回数も減っています。そして、ついに今年は100台の危機がやってきています。

原因は、多分「老化」。でも、うぬぼれだけはまだまだ健在です!(笑)

ということで、「地球ゴルフ倶楽部」から<自惚れは、スプーン1杯ほどに>をどうぞ!
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冗舌で芝居っ気たっぷりなマックス・フォークナーは、1951年にアイルランドのポートラッシュで行われた全英オープンの優勝者である。
しかし、ほとんどのアメリカ人は、このイギリスのプロがどんな顔の男なのか、知るよしもなかった。さらに、マックスは、1947年から通算5回もライダーカップの代表に選ばれているが、新聞に載るのはスター選手ばかり、どちらかというと地味な彼の顔が紙面を飾ったことはない。つまりほとんどのアメリカ人は彼を知らなかったのだ。

フロリダでのゲームを終わらせた彼は、もう1日ニューヨーク見物をするつもりで、ひとりでホテルのバーにもたれ込んでいた。すると、二人連れの紳士に話しかけられ、意気投合、やがて一人のアメリカ人が、
「あんたもイギリス人なら、ゴルフぐらいできるだろう」
「まあ、少々」
「そいつはけっこう。明日一緒にどうかね?朝8時に迎えにこよう」
迷っている彼の耳にこう囁いた。
「前もって言っておくが、おれのハンディキャップは5、あいつは7だ。ゴルフだけは人に負けたことがないのが自慢でな。きみにも十分なハンディキャップをあげる代わりに、1ホール5ドルでどうかね?」
これでマックスの気持ちが決まった。

翌朝コースに到着すると、本来右利きのマックスが左打ち用の貸クラブでゲームを始めた。それでも前半の9ホールで2アップしたというから、思うだに恐ろしい腕前である。

後半に移る前、しきりに首をひねる二人に対して、彼は鷹揚に話しかけた。
「次の9ホールでは、私のほうからハンディキャップを差し上げましょう。どうです、右で打つというのは」
「そ、そんな芸当できるのかね!?」
「やってみましょう」

本来の右打ちに戻った彼は、なんと5つのバーディを奪って「31」のあがり。よせばいいのに途中で掛け金をつり上げた二人組から、故郷に戻る足代に加えてお土産代まで頂戴したのだった。ここでおかしいのが男の態度。完膚なきまでに叩きのめされたはずが、まったく懲りていないのだ。

「きょうのお前さんは絶好調。おそらく一生に二度とはないゲームをやったと思うね。それに比べて、おれはイマイチ。ま、ゴルフとはこんなもんさ。次は覚悟しろよ、連絡を待っているからな。しかし、お前さんには才能ってものがある。ゴルフと本気で取り組む気になったら手紙を寄越しな。いいプロを紹介してやるから」

そういって、ピストルを撃つ真似をしたというのである。負けた男の全身から立ちのぼる無念、負け惜しみ、自惚れ、思い上がりには恐れ入るばかりだが、ちょっと待て。

彼はあなたによく似た他人、ゴルファーには共通して懲りないところがありはしないか。

率直な話、ゴルフ名言集をめくると、
「この偉大なるゲームから、私は謙虚さを学んだ」
そんな意味の言葉が、どっさり収録されている。しかし、謙虚すぎると闘う心が挫けてしまうのも事実である。心のどこかに、「スプーン1杯ほどの自惚れ」 を持たないことには、このゲームのつらさに押しつぶされてしまう恐れもある。
自惚れは、たとえばドライバーの飛距離であってもいい、パットの腕前をひそかに誇るのも悪くはない。自分の得意を「他人に語ることなく」、ひめやかに自惚れること。ここから進歩の輪がゆっくり広がるのだと思う。
マックス・フォークナーに叩きのめされた男が、もしあそこでポッキリ折れてしまったならば、彼は二度と立ち直れなかったはずだ。ピストルで相手を撃つジェスチャーこそ、ゴルファーに要求される資質の一つなのである。・・・

・・・、多少の自惚れがなければ、むずかし過ぎるゴルフなんぞやってられるかって。
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賭けに負けたアメリカ人ほどの自惚れはありませんが、次回のゴルフでもし、万が一100を切れなかったらゴルフ場が僕に合っていなかったということになります。まあ、そういうことにはならないけれどね。(汗&笑)

  年を取り老化進んだヘボゴルフ自惚れだけが目立つこの頃

実は、今日の予定は標高1200mほどの蓼科高原カントリークラブで涼しいゴルフをすることでしたが、一昨日の夜に、一緒にプレーするS君から電話。愛犬が重病を発症したので、名古屋の獣医さんに診てもらうということで急きょキャンセルです。(涙)ゴルフクラブだけがゴルフ場と自宅を往復することになりました。

1ヶ月前のゴルフでバーディーを取って喜んでいる僕でお別れします。DSC04855


今日の曲は、浜田省吾 19のままさ