<今日の表紙>昨朝の赤い太陽の日の出
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昨朝は、雲が多かったですがあたりを赤く染めて太陽が昇ってきました。DSC01900

3月もあと2週間となりました。

3月に入り3冊目の読んだ本は、ちょっと特殊なジャンルを題材にした「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」丸山正樹著でした。DSC01835


これからしばらくして保釈されたカルロス・ゴーン氏の裁判が始まりますが、以前天声人語で、法廷の外国語の通訳士のことを書いていました。法廷の通訳が不足していることと、法廷用語など難解なことが多く裁判の行方にも影響する責任の重さがテーマでした。

そのことが頭にありましたので、この本を本屋さんで見つけて読むことにしました。DSC01841

著者の丸山正樹氏の言葉です。DSC01837


デフ・ヴォイスには3つの意味があります。「ろう者の声」「手話」最後の一つには、ろう者に限らず、言いたいことがあっても圧倒的な多数の前にあってその声が社会に届きにくい社会的少数者の声。

小説のストーリーの主人公は、耳が聴こえない両親を持つ、耳が聴こえます。DSC01838
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この本を読んで、今までの僕のろう者に対する思い込みの浅さがわかりました。

手話の種類は大きく分けて2種類あります。

一般的に知られている手話ー日本語に手の動きを一つ一つ当てはめていく手法は、正確には「日本語対応手話」と呼ばれるものだ。聴者が手話サークルや手話講習会で学ぶのはほとんどがこれで、自然、手話通訳士が使用する手話も同様になる。
これに対し、ろう者が昔から使っているものは、「日本手話」と呼ばれ、日本語の文法とは全く違った独自の言語体系を持っている。従って、生まれた時から使っているろう者でなければその習得はかなりの困難を極め、聴者はもちろん、難聴者や中途失聴者などでも使いこなせる者はまれだった。

ということで、ろう者が「日本語対応手話」を理解することはいちいち「日本手話」に置き換えなければならずかなり疲れるというのが本音のようです。

  日本の二つの手話の間には長い歴史の違いが宿る

これをもってしても、裁判での手話通訳の難しさが分かりますね。

主人公は、耳が聴こえるので手話通訳士としても有能でした。ろう者の両親から生まれた聴者を「コーダ」と言います。

主人公は自分が「コーダ」ゆえの悩みを小さい時から抱えて大きくなりました。この小説のストーリーは、ろう者の殺人事件をテーマにした主人公ならではの推理が光ります。面白かったですよ。

この本を読んでよかった。

昨夕のお月様と、DSC01905
今朝のよく晴れたパノラマと、DSC01918
久しぶりの御嶽山でお別れします。DSC01909


今日の曲は、川嶋あい 旅立ちの日に・・・