<今日の表紙>日曜日の朝日歌壇 樹木希林ロスの短歌二首
愚かしくふと恐ろしく確かなる女(ひと)を観にけり樹木希林逝く 東京都 荒井整

それなりの人生それもいいものよジュリーと一声悠木千帆逝く 薩摩川内市 川野雄一

昨日は、午前中時間があったので、というか時間がたっぷりあるので映画を観に行こうと思っていました。

先日亡くなった樹木希林主演の映画「あん」を伏見ミリオン座で再上映していますので3年ぶりに観に行きました。DSC06650


「あん」を3年前に観た時に感動したことを当時のブログに書いていました。

「あん」は、日本人の心に沁みる映画です。014


主演の徳江を演じる樹木希林です。015
相手役の千太郎を演じる永瀬正敏です。016


この二人の人間模様が、どら焼きを作る過程に表れています。

人生に傷を負った二人。桜の満開の春から次の年の春までにドラマが続きます。022


世の中から強い差別を受けていたハンセン病の徳江。030
傷害事件を起こし借金を返していかなければならない千太郎。021


二人をつないだ、どら焼きのつぶあん。028


このつぶあんを作ることを50年も続けていた徳江。026


僕は、小倉遊亀磨針峠を思いだしました。009


徳江は気が遠くなるような年月を諦めずに美味しい「あん」を作って生きてきて、千太郎と出逢った。千太郎は、磨針峠で斧を針にするために膨大な時間を割いて磨いている老婆(観音様の化身)に出逢った厳しい修行をあきらめて逃げ帰る若き日の弘法大師と同じで、何て自分はダメだったんだと考えなおして、人生を前向きに生きることを決心したんだ。

この映画を観る人それぞれに色々な感想があると思います。

この映画を観て僕なりの感想を言うと、人生は結構膨大なムダのような時間を過ごしている。でもそのムダなような時間の中で、少しの人でもいい、一人でもいい、僕を観て自分が生きる上で参考になると思ってくれる人がいればハッピーです。

当時の僕の感想ですが、改めて昨日観ると樹木希林の自然体で飾らないほんわかとした素敵な演技力にくぎ付けになりました。

  飾らないあっさりとした自然体不思議なオーラ樹木希林逝く

昨日の県スポでのバドミントンの練習帰りに見た紅葉したハナミズキとDSC06652
夕陽を浴びた赤い実でお別れします。DSC06654


今日の曲は、秦基博 鱗